フィルムカメラ(ニコンF)を任されてしまった話
<去年撮ったすごく秋っぽい写真>
子供の運動会ではるばる訪ねてきた父親が「もう使わんが、いるか?」と言って古いニコンのフィルムカメラを持ってきました。持ってきたのは名機ニコンF。これも名レンズと言われた(そうな)50mmF1.4がついています。
あと、28mmF3.5と
135mmF3.5
もともとついてたファインダー
などなど。その他、フィルターとかもう動かないであろうストロボとか。いろいろと持ってきてくれました。
50mmF1.4は当時すげー明るいって話題だったんだぞ。1.8じゃなく、2.0じゃなく、1.4を頑張って買ったんだっけなー。このファインダーは露出計内蔵ですごいんだぞ、もう電池が手に入らないがな。などなど、思い出話と講釈を聞いてると、私にも遠い記憶がだんだんよみがえってきました。そういえば、部活の試合に父親がこのカメラで写真撮りに来てくれたっけな、なんて。
そうなってくると、もう何十年も前だけど、我が家の思い出を紡いでくれたこのカメラは、感謝の気持ちを持って大切にしてあげないといけないし、できることなら少しでも寿命を延ばして写真を撮ってみたいという気がしてきました。なんというフィルムカメラあるあるでしょう。
しかし問題が。上記二つのファインダーとも、不具合がありまして、ごついほうの露出計付きのファインダーは、カメラ内部のモルトが経年劣化したものが散らかってしまって、黒い点々だらけ。小さいほうのもともとのファインダーは、プリズムに何やら黒い線はいってて、ファインダーにがっつり黒い線が見えてます。
レンズもかび臭いし、父親は、もう半ばあきらめ気味なのですが、どうもネットで調べてみると名機だけあってまだ修理・メンテナンスしてくれるところがありそうで、一度トライしてみようということになりました。というわけで、私の中の新プロジェクト発動です。目標は、
- ニコンFと3本のレンズをちゃんと動く状態にして、フィルムでうちの子供の写真を撮る!(もう1つ次の世代の思い出をこのカメラで残したい!)
- これら3本のレンズがちゃんと動作するならば、富士フイルムのデジカメにつけてMFで写真を撮ってみたい!
うーん。週末が待ち遠しい。
なんとなく、twitterとか見ていると、フィルムカメラが流行ってるのかな、なんて感じつつも、めんどくさがりの私には関係ないや、なんて思っていたのですが、こうきたかー。親からの引継ぎ。たぶん、これこそがフィルムカメラあるある。