カメラを触ってたら光が集まるから寂しくないブログ

カメラ趣味。写真もカメラも好き。

ストリートフォトやカメラ散歩の考え方・テクニック

Downtown, Atlanta

カメラを触っているのが好きなのですが、もちろん写真を撮るのも、自分が撮った写真を見るのも、人が撮った写真を見るのも好きです。Flickrで写真をパラパラ見ることが多いのですが、1枚ずつゆっくりじっくり見るというよりは、入口・出口は特に決めず直観に任せてどんどんめくっていき、ビビッときたやつで一旦止まって、しっくり来たらFavさせてもらう、ということを週に2~3回はやっています。で、今までどんな写真をFavoって来たのかをざっと眺めてみたのですが、やっぱりというか圧倒的にストリートフォト、散歩フォトの類で、その中でも特に人間がフィーチャーされてるものが多かったです。ははぁ、私は、自分が撮りたい写真と、見てビビッと来る写真が一致してるタイプの人なんだなと改めて確認しました。

自分で街に出て撮るときは、なかなか人が入ったものをバチっと撮れることはありませんし、うまく撮れたとしてもネット等で公開できなかったりしますが、たとえ人がフレームに入ってなくてもなにかそこに人間を感じさせる物語のようなものが映り込んだ時にはその写真が大好きになります。今日はそんな私が面白いなと思ったストリートフォト関係のコンテンツ3点を紹介いたします。どれも素晴らしいし参考になるものです。何かのご参考になれば。

RECOさんの【ストリートフォトグラフィー】9つのヒント

reco-photo.com

超具体的。だから、街に出たら速攻バリバリでいい写真撮れるんじゃないの?と思ってしまいます。ま、いざ自分でやってみると「これじゃない」感の打ちのめされて帰ってくることになるんですが、それでもこのサイトは本当に刺激になります。RECOさんのサイトはどのページも写真がかっこいいです。

Thomas Leuthardさんの23 Ninja Tips For Your Next Photo Walk

www.youtube.com

この動画はね、言ってることや、中でやってることだけ見てると「うーん?そんなこと?」と思ってしまうギリギリのコンテンツなんだけど動画の間に挟まっている作例がどれも良いので急に説得力があがるという。これで作例がしょぼかったらコントなんだけど。出演のおにーさんの素振りもコミカルだし。

話飛ぶけど、COOPHのアパレルはヨドバシで見たけどちょっと興味ある。パーカぐらい買ってみようかな。レンズは拭かないと思うけど。

P.S.ああ、GIGAZINEさんで紹介されてた・・・。

 日本写真家協会さんのスナップ写真のルールとマナー

スナップ写真のルールとマナー (朝日新書 063)

スナップ写真のルールとマナー (朝日新書 063)

 

 この本はとってもわかりやすい。とってもわかりやすい上で、人を対象にしたストリートフォトを世の中に公開するのがチキンの私にいかに難しいかが結構はっきり書いてあるので「静かに楽しもう。べつにとんがった写真で人に褒められたいわけでもないし。」という決心(あきらめ?)の背中を押してくれた本。正直言うと、自分が「これはいいのが撮れた!」と思った写真はFlickrに貼りたいんだけどね。結構我慢してます。

要約すると私の整理は、

  • 公共の場所から公共の場所にいる人を撮影するのは(わいせつなものを除いて)法的にまったく問題なし。でも、常識として人が嫌がる写真は撮っちゃだめよね。
  • 撮影した写真を雑誌やネットに掲載するのは問題ないケースと問題あるケースがある。「群衆」は問題なし。「群衆」ではない題材・モチーフで誰が写ってるかわかるような写真は、撮るときにひと声かけて写真を撮らせてもらう旨コミュニケーションできればほとんどの場合問題なし。

はいこの最後の赤字部分がある時点で、ぐんとハードル上がるでしょ。

ふー。以上3点紹介でした。

あらためて自分と写真・カメラ趣味を考える

カメラ雑誌だなんだって見てると、写真・カメラってそれを生業にしてる人も多いし、趣味にしてる人の裾野も広いしジャンルも多岐にわたりますよね。貴重な瞬間を求めて世界の津々浦々を飛び回るフォトグラファーとかほんとスゴイと思います。そこまではいかずとも、趣味の世界だって、ネイチャー、鉄道、ポートレート、それぞれに奥深いこだわりの世界があると思います。その中にあって、最もお手軽な大勢力。スナップ。ストリートフォトなんてかっこいい呼び方もされますが、要は身軽・気軽なカメラ散歩の延長に過ぎません。私には氷河とかオーロラは撮れないけど(いや、近所の丘からの日の出すら撮れないけど)、街の雰囲気や、その人の表情にまつわる物語を想像してしまうような写真を撮りたい。そして地球の裏側の人がそれを見て何かーー同じだなとか、何だこりゃとかーーを感じてくれたら、いかに素敵な趣味かと私は思います。