カメラを触ってたら光が集まるから寂しくないブログ

カメラ趣味。写真もカメラも好き。

フィルムで写真を撮るということ

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≪説明がないと意味不明だけど当事者は爆笑できる写真。Konica K-Mini / FUJICOLOR X-TRA 400≫

年末年始から家族スナップを中心にフィルムでも撮っています。今週は、中途半端に残っていたフィルムを消費して現像に出しに行ってきました。かれこれ写真を現像に出すなんて、20年ぶりとかじゃないかな。で、やってみてわかったこと。いろんなところで語りつくされていますが、フィルムにはフィルムの良さがありました。やっぱり。

私が一番素敵だなと思ったのは、フィルムを使い終わって、現像に出しに行って、出来上がったら取りに行って、帰ってきてみんなを集めて、アルバムに差し込みながら一枚ずつ眺める時間です。フィルムを使い終わるまでの時間は、長ければ長いほど写真は面白く、一枚ずつ眺める時間を一緒に過ごす人がたくさんいればいるほど素敵な時間になります。

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≪富士山。Konica K-Mini / FUJICOLOR X-TRA 400≫

正直、私の腕では古いコンパクトカメラはもとよりNIKON FをもってしてもXシリーズのような最新デジカメでサッと撮った写真にすら画質の面では敵わないのですが、失敗写真の大笑いも含めて久しぶりに「寂しくない」写真ライフを体験できた今週でした。やっぱり物理的に『撮った写真全部印刷してそこにある』というのは皆が得られる体験として強い。また新しい扉が開いた気分。ありがとう、写真。

 

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≪カフェにて。逆光でコントラストが失われる。この粗さは露出ミスったんかな。NIKON F/ FUJICOLOR X-TRA 400≫

でもやっぱりいいことばっかりじゃないね。コストが問題になるなって思った。24枚撮りフィルム2本出して、L版プリントと、データをCDに焼いてもらって4000円以上払ったもんな。毎週散歩で撮ってる枚数考えたらちとつらい。デジタル技術は無駄に進化してるわけではないのだ。そういう意味でも、フィルムカメラはこれぞっていう時に撮りためていって、あるときイベント的に現像に出す。みんなで見る、っていう使い方にハマる。

もう何台か、父親から受け継いだカメラがあるのと、フィルム版のACROSとか試してみたいことはまだいくつかあるので、もうしばらくフィルムは続けてみるつもり。